ボリンジャーバンドだけを使った5分足逆張り手法!勝率100%を検証してみた

ボリンジャーバンドだけを使った5分足逆張り手法!勝率100%を検証してみた

検証内容

こんにちはタキオです。

今回の検証は某有名動画サイトに載っていた手法です。
なんとボリンジャーバンドだけを使用した勝率100%の手法だそうです。

そんな訳がないと思いつつも、検証しないと結論が出ないので、やってみようと思います。

ボリンジャーバンド

標準偏差と正規分布の概念が用いられているボリンジャーバンドは、高校や大学受験の「偏差値」をイメージしていただければわかりやすいと思います。平均(受験だと偏差値50)からどれくらい値動き(受験だと点数)にバラつきがあるかを標準偏差で算出し、値動きの収まりやすいレンジが一目でわかりやすいように表示されています。

ある一定の確率で値動きが収まりやすいレンジを『σ(シグマ)』と呼び、平均値からみて上のレンジを+1σ、下のレンジを-1σと呼びます。これを2倍したものが+2σ・-2σになります。

主な活用法としては、「+2σを越えたら上昇し過ぎなので売り、-2σを越えたら下落し過ぎなので買い」といった見方ができます。ただし、あくまでも±2σに入る確率が95.4%ですので、そうでない可能性も4.6%あると言えます。
根本的な対応策は、例外的な値動きもあるという前提のもとで、ボリンジャーバンドを使うことです。ほとんどの値動きは±2σに入りますが、そうでない時に耐えられる投資の範囲にとどめることが肝要でしょう。

auじぶん銀行 チャートの見方

取引条件

通貨ペア:指定なし
エントリースタイル:逆張り
時間足:5分足
取引時間:確定足後5分
使用するインジケーター:ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンド設定:偏差4

エントリー条件

■HIGHエントリー

①ボリンジャーバンド-4σを下抜けた次足

■LOWエントリー

①ボリンジャーバンド+4σを上抜けた次足

偏差4σなんて初めて使いました。
どれくらいの確立なのか調べてみました。

±4σは99.994%、10万台中6台が不合格になる確率です。 もし対象台数が1万台であれば不合格が発生しない、という見方ができます。 (あくまでも正規分布に従えばという仮定です。)

google

100000分の6だそうです。
こんな感じだとエントリー回数はだいぶ少ないんじゃないでしょうか。
勝率に期待ですね。

サインツール作成

矢印サインツールを作成しました。特に問題なさそうですね。
矢印の次足が判定足となります。

というか、サインツールを見た時点で既に負けている箇所があるんですけど。。。
勝率100%は嘘ですね。だんだんと雲行きが怪しくなってきました。。。

検証結果

このサインツールを使ってTDSで検証した結果がこちらです。
取引回数が1日あたり1.71回と少ないので約100日で検証しました。

通貨USDJPY ○の数79 buy○25
掛金1000 ×の数94 buy×25
期間2024.03.01 16:50 合計173 sell○54
 2024.06.10 01:10 勝率45.7% sell×69
      buy勝率50.0%
   最終損益-26850 sell勝率43.9%
   最大利益700   
   最大損失-29250 日数101
   連勝数5 1日あたり1.71
   連敗数8   
   PF0.71   

資産の推移をエクセルでグラフ化してみました。

全然ダメです。取引回数が少ない上に資産はマイナスです。
他の通貨で見てみましょう。

通貨EURUSD ○の数51 buy○21
掛金1000 ×の数46 buy×23
期間2024.03.01 12:05 合計97 sell○30
 2024.06.10 00:10 勝率52.6% sell×23
      buy勝率47.7%
   最終損益-2650 sell勝率56.6%
   最大利益2100   
   最大損失-11750 日数101
   連勝数6 1日あたり0.96
   連敗数6   
   PF0.94   

EURUSDはUSDJPYよりはまだましですね。
しかし、まだ負けています。

通貨GBPJPY ○の数53 buy○19
掛金1000 ×の数91 buy×20
期間2024.03.04 00:04 合計144 sell○34
 2024.06.10 10:10 勝率36.8% sell×71
      buy勝率48.7%
   最終損益-45950 sell勝率32.4%
   最大利益-450   
   最大損失-45950 日数98
   連勝数3 1日あたり1.47
   連敗数11   
   PF0.5   

GBPJPYだと勝率36.8%でした。大きく動く通貨だと勝率が低いですね。

まとめ

今回の検証結果ですが、勝率100%の手法との事で期待?して検証しましたが勝率50%もいきませんでしたね。
推移グラフを見てみるとわかりますが、通貨によって挙動が違うような感じですね。
特にGBPJPYは安定して負けてます。
大きく動く通貨は反発しずらいという事なのでしょうか?気になります。
ただ、1日あたりの取引回数が1回~2回なので使えそうにないですね。

今回はこれくらいにして、今後もこんな感じで検証していきたいと思います。

通貨によって挙動が違う!!

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