【順張り】ADX+CCI攻略手法を検証してみた
こんにちはタキオです。
今回検証する手法は某サイトの掲載されていた手法です。
ADXとCCIを使った順張り手法です。
この手法は次のような方におすすめだそうです。
シンプルで安定した勝率が出るなんて最高ですね。
とりあえず、この手法を検証してみなければなんとも言えないのでやってみましょう!!
取引条件
通貨ペア:指定なし
エントリースタイル:順張り
時間足:5分足
取引時間:5分
使用するインジケーター:ADX、CCI
ADX:期間14、レベル表示30%
ADX
ADX(ADXライン)は、トレンドの強弱を表す指標で、モメンタム指標の一種です。ADXのパラメーターは0から100までの数値で表示され、その値によってトレンドの勢いを判断します。一般的に、ADXの値が25を超えるとトレンドの勢いが強く、かつそれが継続すると判断されます。ADXの値は、上昇トレンドや下降トレンドであっても、トレンドが発生すれば上昇します。一方、相場が反転しトレンドが不明確な状態になると数値は低下します。
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CCI:期間14、レベル表示:-100、100
CCI
CCI(シーシーアイ)とは、Commodity Channel Index(商品チャンネル指数)の略で、相場の買われすぎや売られすぎを判断するテクニカル指標です。ドナルド・ランバートによって開発され、オシレーター(振幅を測るもの)分析の一種として用いられます。
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エントリー条件
サインツール作成
矢印サインツールを作成しました。
矢印も連続で出ていませんね。
特に問題なさそうです。
矢印が出た足の始値できちんとエントリー出来ていますね。問題なさそうです。
検証結果
このサインツールを使ってMT4のTDSで検証した結果がこちらです。
通貨 | USDJPY | ○の数 | 212 | buy○ | 128 | ||
掛金 | 1000 | ×の数 | 230 | buy× | 122 | ||
ペイアウト | 1.85 | 合計 | 442 | sell○ | 84 | ||
期間 | 2024.03.01 06:35 | 勝率 | 48.0% | sell× | 108 | ||
2024.07.05 23:00 | buy勝率 | 51.2% | |||||
最終損益 | -49800 | sell勝率 | 43.8% | ||||
最大利益 | 9450 | ||||||
最大損失 | -50650 | 日数 | 126 | ||||
連勝数 | 8 | 1日あたり | 3.51 | ||||
連敗数 | 11 | ||||||
PF | 0.78 |
USDJPYの勝率は48.0%で1日あたりの取引回数は3.51回でした。
ダメですね。途中から資産が右肩下がりですね。
他通貨でも検証してみます。
通貨 | EURUSD | ○の数 | 228 | buy○ | 87 | ||
掛金 | 1000 | ×の数 | 256 | buy× | 145 | ||
ペイアウト | 1.85 | 合計 | 484 | sell○ | 141 | ||
期間 | 2024.03.01 02:15 | 勝率 | 47.1% | sell× | 111 | ||
2024.07.05 19:55 | buy勝率 | 37.5% | |||||
最終損益 | -62200 | sell勝率 | 56.0% | ||||
最大利益 | 1700 | ||||||
最大損失 | -63900 | 日数 | 126 | ||||
連勝数 | 6 | 1日あたり | 3.84 | ||||
連敗数 | 7 | ||||||
PF | 0.76 |
EURUSDの勝率は47.1%で1日あたりの取引回数は3.84回でした。
安定して負けていますね。きれいな右肩下がりのグラフです。
他通貨でも検証してみます。
通貨 | GBPJPY | ○の数 | 193 | buy○ | 111 | ||
掛金 | 1000 | ×の数 | 218 | buy× | 119 | ||
ペイアウト | 1.85 | 合計 | 411 | sell○ | 82 | ||
期間 | 2024.03.01 02:15 | 勝率 | 47.0% | sell× | 99 | ||
2024.07.05 17:45 | buy勝率 | 48.3% | |||||
最終損益 | -53950 | sell勝率 | 45.3% | ||||
最大利益 | 850 | ||||||
最大損失 | -54800 | 日数 | 126 | ||||
連勝数 | 6 | 1日あたり | 3.26 | ||||
連敗数 | 13 | ||||||
PF | 0.75 |
GBPJPYの勝率は47.0%で1日あたりの取引回数は3.26回でした。
この通貨も右肩下がりですね。
どの通貨もあまり良い所が全然ありませんね。きれいに負け続けています。
ちょっとでも良くしたいので、何か条件を加えて検証してみます。
スラストアップ、スラストダウンを加えて検証してみた
今回は順張り手法なのでトレンドが継続する可能性が高い
HIGHエントリー:スラストアップ
LOWエントリー:スラストダウン
を加えて検証してみました。
スラストアップとは
スラストアップは、直前のローソク足の高値を上回って終値が確定されると完成します。
上昇トレンドの途中では、自然とスラストアップが数多く発生します。
連続してスラストアップが発生している上昇トレンドは値動きの勢いが強いことを示しています。
スラストアップを探していくことで、トレンドの強さを確認できるプライスアクションです。スラストダウンはその逆です。
FXブロードネット
検証結果2
通貨 | USDJPY | ○の数 | 47 | buy○ | 22 | ||
掛金 | 1000 | ×の数 | 37 | buy× | 16 | ||
ペイアウト | 1.85 | 合計 | 84 | sell○ | 25 | ||
期間 | 2024.03.04 07:00 | 勝率 | 56.0% | sell× | 21 | ||
2024.07.05 21:35 | buy勝率 | 57.9% | |||||
最終損益 | 2950 | sell勝率 | 54.3% | ||||
最大利益 | 12150 | ||||||
最大損失 | 400 | 日数 | 123 | ||||
連勝数 | 9 | 1日あたり | 0.68 | ||||
連敗数 | 4 | ||||||
PF | 1.08 |
USDJPYの勝率は56.0%で1日あたりの取引回数は0.68回でした。
損益分岐点54.05%を超えてきましたね。但し、1日あたりの取引回数は3.51回から0.68回に減りました。
他通貨でも検証してみます。
通貨 | EURUSD | ○の数 | 14 | buy○ | 2 | ||
掛金 | 1000 | ×の数 | 21 | buy× | 10 | ||
ペイアウト | 1.85 | 合計 | 35 | sell○ | 12 | ||
期間 | 2024.03.01 13:10 | 勝率 | 40.0% | sell× | 11 | ||
2024.07.03 10:10 | buy勝率 | 16.7% | |||||
最終損益 | -9100 | sell勝率 | 52.2% | ||||
最大利益 | -150 | ||||||
最大損失 | -9500 | 日数 | 124 | ||||
連勝数 | 3 | 1日あたり | 0.28 | ||||
連敗数 | 5 | ||||||
PF | 0.57 |
EURUSDの勝率は40.0%で1日あたりの取引回数は0.28回でした。
あまり条件を加えた効果は見られませんね。それにしてもbuy勝率16.7%って低すぎませんか?
他通貨でも検証してみます。
通貨 | GBPJPY | ○の数 | 42 | buy○ | 26 | ||
掛金 | 1000 | ×の数 | 60 | buy× | 35 | ||
ペイアウト | 1.85 | 合計 | 102 | sell○ | 16 | ||
期間 | 2024.03.01 09:20 | 勝率 | 41.2% | sell× | 25 | ||
2024.07.05 03:40 | buy勝率 | 42.6% | |||||
最終損益 | -24300 | sell勝率 | 39.0% | ||||
最大利益 | -1000 | ||||||
最大損失 | -24300 | 日数 | 126 | ||||
連勝数 | 4 | 1日あたり | 0.81 | ||||
連敗数 | 7 | ||||||
PF | 0.6 |
GBPJPYの勝率は41.2%で1日あたりの取引回数は0.81回でした。
USDJPY以外は効果ありませんでしたね。むしろ悪くなっているような気がします。
まとめ
今回検証した手法は安定した勝率を出したい人向けのおすすめ手法という事でしたが、安定して負けるという結果でした。
トレンド継続が期待できるスラストアップとスラストダウンを加えて検証してみましたが、USDJPY以外は逆効果でした。
よく、トレンド相場は3割、レンジ相場は7割と言われていますので、相場の買われすぎや売られすぎを判断するCCIは順張りよりは逆張りに使用した方が向いているような気がしました。
あまりよくなかったね
トレンド相場とは、相場が継続的に上昇、あるいは下降局面に向かっている相場のことです。 FXでは相場全体のうち、トレンド相場が3割、レンジ相場が7割と言われています。 現在市場がレンジ相場なのか、トレンド相場なのかはさまざまなローソク足やテクニカル指標で確認ができます。
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